OVNIバロック/『2人でカンタータ〜バッハ作品集』
2025年05月20日 (火) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
【参考動画】アリア『力なき、弱き声といえども』一部(CDとは別演奏です)
ヴァイオリン+オルガン足鍵盤+独唱だけで織りあげられるバッハ世界
17世紀末のドイツ北方で活躍した作曲家ブルーンスの先例に倣い、バロック・ヴァイオリンを弾きながらオルガンの足鍵盤で通奏低音パートも演奏するフランスの俊才エマニュエル・ドーヴァン。先行盤ではビーバーとバッハがヴァイオリンと通奏低音のために書いたソナタ群に無伴奏作品を交え充実した解釈を聴かせましたが、今回のアルバムではフランス語圏を中心に古楽、オペラ、越境系ステージワークなど幅広く活躍する歌手ヘザー・ニューハウスが共演。自作をさまざまな編成向けに頻繁に編曲していたバッハの作品から楽章を厳選し、全てソプラノ+ヴァイオリン+オルガン足鍵盤の編成で演奏できる、ひと続きの長大な教会カンタータを模したプログラムを編作しました。
オルガン曲でコラール主題を辿るパートをニューハウスが歌い、ドーヴァンが対旋律パート(ヴァイオリン)と低音部(足鍵盤)で演奏したり、レチタティーヴォでは記譜音を足鍵盤で、和声をヴァイオリンの重音で添えるなど細部の工夫も注目に値しますが、オリジナル通り演奏される無伴奏作品も含め、各曲の展開をよく読み解いた演奏の充実度も見事なもの。ニューハウスの声もドーヴァンのヴァイオリンも高音域まで妥協ない美に貫かれ、バッハ作品の音の綾を辿る喜びを堪能させてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:
01. シンフォニア(カンタータ『神よ、われら汝に感謝す』 BWV.29/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV.1006より)
02. レチタティーヴォ『アモールは満足を捜し』(世俗カンタータ『いまぞ去れ、悲しみの影よ』 BWV.202より)
03. アリア『力なき、弱き声といえども』(カンタータ『喜びて舞いあがれ』 BWV.36より)
04. コラール『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』 BWV.639
05. アダージョ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV.1001より)
06. アリア『われはわれを囲める悩みの中にも満ち足れり』(カンタータ『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV.58より)
07. レチタティーヴォ『ああ、この甘き慰め』(カンタータ『その人は幸いなり』 BWV.57より)
08. アリア『ため息、涙、悲しみ、苦しみ』(カンタータ『わが心に憂い多かりき』 BWV.21より)
09. アダージョ(トッカータ、アダージョとフーガ BWV.564より)
10. アレグロ・アッサイ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV.1005より)
11. レチタティーヴォ『わたしのイエスは生きている』(カンタータ『われは生きて汝を楽しません、わが心よ』 BWV.145より)
12. アリア『魂よ、あなたの香油は』(復活祭オラトリオ BWV.249より)
13. サラバンド(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004より)
14. アリア『イエスよ、道をつくりたまえ』(カンタータ『心と口と行いと命もて』 BWV.147より)
15. コラール『われらのもとに留まりたまえ、主イエス・キリストよ』(教会カンタータ『われらのもとにとどまれ、はや夕べとなれば』 BWV.6より)
OVNIバロック
エマニュエル・ドーヴァン(ヴァイオリン、オルガン)
ヘザー・ニューハウス(ソプラノ)
録音時期:2024年6月23-25日
録音場所:フランス、サン=ピエール=ダルビニ教会
録音方式:ステレオ(デジタル)
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