
ジャズのCDやレコードは特に人気の高いジャンルで、高価買取が期待できるジャンルの一つです。特にレコードの時代に全盛を迎えたジャンルなので希少価値や人気により現在も価格が高騰しています。
近年も再評価されたり、音楽メディアのデジタル化が進んでいますが、まだまだCDやレコードの価値はあり、お手持ちのCDやレコードの買取や処分をお考えの方はぜひこちらの記事を読んで買取のご検討してみてはいかがでしょうか?
この記事ではこんなことが分かります!
ジャズの歴史
ジャズの歴史は、近代の音楽の歴史の中でも古く、約100年近く現在まで人気の続く音楽ジャンルです。馴染みのない方はなかなか聞きなれない言葉が多いかもしれませんが、ここでは簡単にジャズの発展を時代ごとに詳しく解説してゆきます。
1. ジャズの誕生(19世紀末〜1920年代)
起源とルーツ
ジャズは19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ・ニューオーリンズで誕生しました。アフリカ系アメリカ人のブルースやワークソング、ゴスペルなどの伝統的な音楽と、ヨーロッパのクラシック音楽やマーチングバンドの影響を受けています。
ラグタイム(Ragtime, 1890s〜1910s)
スコット・ジョプリンなどが活躍し、シンコペーション(拍をずらしたリズム)が特徴。
ディキシーランド・ジャズ(Dixieland, 1910s〜1920s)
初期のジャズバンドは、コルネット、クラリネット、トロンボーン、バンジョー、チューバ、ドラムで構成。代表的なアーティストはルイ・アームストロング。
2. スウィングの時代(1930年代〜1940年代)
1920年代後半から、ジャズはより洗練され、大衆向けのダンス音楽として人気を博しました。
ビッグバンド・スウィング(Big Band Swing, 1930s)
デューク・エリントン、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマンらが活躍。アンサンブルを重視した編曲と、ソロ演奏の両方が発展。
ヴォーカル・ジャズ
ビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドのようなシンガーが登場し、歌詞を伴ったジャズも人気に。
3. ビバップへの進化(1940年代〜1950年代)
スウィングの後、ジャズはより即興性が高く、複雑なハーモニーと速いテンポを特徴とする ビバップ(Bebop) へと進化。
代表アーティスト
- チャーリー・パーカー(サックス)
- ディジー・ガレスピー(トランペット)
- セロニアス・モンク(ピアノ)
特徴
- 高度なコード進行とモダンなハーモニー
- テンポが速く、即興演奏が主体
4. モダン・ジャズの発展(1950年代〜1960年代)
この時期はジャズの多様化が進み、さまざまなスタイルが生まれました。
クール・ジャズ(Cool Jazz, 1950s)
マイルス・デイヴィス、デイヴ・ブルーベックらが先駆け。スムーズで洗練された音色が特徴。
ハード・バップ(Hard Bop, 1950s〜1960s)
ブルースやゴスペルの要素を強調。アート・ブレイキーやホレス・シルヴァーが代表格。
フリー・ジャズ(Free Jazz, 1960s)
オーネット・コールマンやジョン・コルトレーンが開拓。伝統的なコード進行やリズムから解放された即興性の強いスタイル。
5. クロスオーバージャズ(1970年代〜1980年代)
ジャズは他のジャンルと融合し、多様なスタイルが誕生。
ジャズ・ロック/フュージョン(Jazz Rock/Fusion, 1970s)
エレクトリック楽器やロックの影響を受けたジャズ。
マイルス・デイヴィス(『Bitches Brew』)が先駆者。
ウェザー・リポート、ハービー・ハンコック、チック・コリアらが活躍。
スムース・ジャズ(Smooth Jazz, 1980s)
ポップスやR&Bの要素を取り入れた聴きやすいジャズ。
ケニー・Gやジョージ・ベンソンが代表的。
6. 現代のジャズ(1990年代〜現在)
ジャズはさらに多様化し、伝統的なスタイルと新しい音楽要素が融合。
ポップスのシーンでも名門ブルーノートからノラ・ジョーンズの大ヒットも生まれる。
エクスペリメンタル/エレクトロニック・ジャズ
ロバート・グラスパーなどがヒップホップやR&Bを取り入れる。
サム・ゲンデルなどエレクトロニカやアンビエントと融合したジャズも登場。
ワールド・ジャズ
アフリカ、中東、ラテン音楽などと融合した新しいジャズスタイル。
ジャズは歴史も長いため上記で紹介した以外にも広がっている多種多様な音楽です。一度はまると奥が深く聞けば聞くほどさらに沢山聞きたくなるジャンルですので、是非聞いてみてください。
派生ジャンルの解説
モダン・ジャズ
50年代からの主流なジャズを総じてこのように呼び、ブルーノート(音楽レーベル)を筆頭にジャズの中でも特に人気のジャンルです。アルバムジャケットも特徴的で人気の理由の一つです。マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーン、アート・ブレーキーなどが有名です。
ヴォーカル
ジャズはほとんどヴォーカルがないインストゥルメンタルが中心のジャンルですのでヴォーカルが主体の楽曲やアーティストをこのように呼びます。ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドなどが代表的です。
フュージョン
70-80年代以降、ジャズの要素をそのままにファンクやディスコを取り入れたスタイルをフュージョンと呼び、日本でも当時かなり人気を博したジャンルです。ウェザー・リポートやハービー・ハンコック、クルセイダーズ、日本ではカシオペアや高中正義などが有名です。
ラテンジャズ
その名の通りキューバや南米の音楽を取り入れたジャズです。ディジー・ガレスピーやジョー・バターンなどが有名です。同時にブラジルのジャズをブラジリアンジャズと呼び、ゲッツ&ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビン、セルジオ・メンデスなども代表格です。
ジャズファンク
ジェームス・ブラウンなどのようなファンクをジャズと融合させた音楽スタイルをジャズファンクといい、ハービー・ハンコックやジミー・スミスなどが代表的です。
フリージャズ
モダンジャズの時代にそのスタイルに反骨し従来のコード進行やリズム、メロディに縛られない即興的な演奏が特徴的です。より黒人文化の中のスピリチュアルな要素を音楽で体現したりするスピリチュアルジャズなどもあります。オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーンなどが有名です。
クラブジャズ
イギリスや日本で90年代にナイトクラブなどでジャズをかけてダンスをするムーブメントからハウスやヒップホップとジャズを融合したり、バンド形態でよりビートを強調・反復し陶酔感のあるサウンドが特徴です。ジャズのなかでもファラオ・サンダースなどがクラブジャズ界で神格化され、クラブジャズにアレンジされたりしました。
高価買取できるジャズのCD/レコードの特徴
買取相場
CDやレコードの価格は、基本的に需要と供給のバランスによって決まります。特に人気のアーティストのアルバムや、流通が少ない限定盤、廃盤などは高値で取引されることが多いです。また、同じアーティストでもアルバムごとに価格が大きく異なることがあり、買取価格は専門店に相談することがおすすめです。
特にモダンジャズなどのレコードは価値の判別が難しく、HMV record shopではジャズのジャンルの専門知識を持ったスタッフが最新の相場を反映した買取価格を提供致しますので、正確な査定を行うことができます。
オリジナル盤
ジャズのレコードの買取金額はオリジナル盤かどうかが非常に重要です。オリジナル盤の判別は発売したタイトルによって様々なため、ジャズの専門家に査定を行って貰い判別するのが懸命です。
帯などの付属品がそろっているか
日本の音楽ソフト特有の文化として「帯」や「ライナーノーツ」などの付属品がついている場合がほとんどです。そのような付属品が揃っているかどうかも買取価格が高くなるかのポイントになります。高額なタイトルであればあるほど重要度が高くなってきます。
状態
古いレコードや購入から時間の経ったCDなどは長年のキズ、汚れ、カビなどが目立つようになり、買取価格に影響します。特に日本は湿気が多くずっと棚におかれているだけでも状態が悪くなったりするので保管方法には気を付けてください。
限定版や特典付き商品
近年発売されているCDなどでケースや付属品が通常版と違うものなど限定版は高くなる傾向があります。こちらもタイトルによって高価になる場合とならない場合があるので専門家の知識が大切です。
HMV record shopのジャズ CD・レコード高価買取の一例
ジャズのCD高価買取の一例
ユニバーサルミュージック / UCCI1054 / 4枚組SHM-CD仕様,4面デジパック,クリアスリーヴケース
¥2,500
LUAKA BOP / CDLBOPJ8008 / 2枚組CD,BOX仕様,「Harvest Time」のライヴ音源も収録
¥2,500
BOMBA / BOM24122 / 帯付き,紙ジャケット仕様,24bitリマスター
¥2,500
ソニーミュージックエンタテインメント / SICP20396 / 帯付き,3枚組BLU-SPEC CD+DVD,デジパック仕様
¥2,500
ジャズのレコード高価買取の一例
ARISTA / WAJ70099 / 帯付き,ライナー付き
¥3,000
ORIGINAL JAZZ CLASSICS / CR00617 / 帯付き
¥4,000
ALFA / ALR20002 / 帯付き,ライナー付き
¥8,000
PACIFIC JAZZ / GXF3131 / 帯付き,ライナー付き
¥5,000
買取を依頼する際の流れ
買取方法
いざ買取をお願いしたい!と決めたら、買取を依頼する方法を検討・相談しましょう。
HMVでは以下の4つの方法で買取を行っております。
宅配買取
HMVの宅配買取サービスでは、お申込みいただくと無料で配送用の段ボールをお送りしますので、買取をお願いしたい商品をまとめて送っていただくだけの完全無料のサービスです。
各ジャンルのスタッフが1点1点丁寧に査定し、明細書も発行いたしますので安心です。
詳しくはこちらから
出張買取
買取をお願いする枚数が1000枚以上と多い場合は、HMVのスタッフがご自宅にお伺いして、梱包や運び出しを行います。買取は宅配買取と同様に買取センターに持ち帰って1枚ずつ丁寧に査定するので、安く買いたたかれるなどの心配もございません。
詳しくはこちらから
店頭買取
店頭買取は東京、大阪に展開するHMV record shopに買取してほしい商品をお持ちいただくとその場で査定・お支払い可能なサービスです。お近くの方はお買い物ついでになど是非ご検討ください。
買取可能な店舗など詳しくはこちら
店頭受付買取
全国のHMVの店舗(※上記のような中古商品取り扱い店舗ではない)で受付し、査定はセンターで1点1点行いお支払いは再度来店しなくても買取が完結するサービスです。受付を行える店舗は下記にリストアップされていますので、お近くの方はぜひご検討ください。
買取方法にあった形で梱包・配送
上記の買取方法にあった形で商品を梱包します。
HMV record shopでは申込後、配送用の段ボールが無料で送られてくるので、その段ボールの中に商品を梱包し、手順に沿って集荷してもらいます。
梱包の際はレコードやCDが破損しないように気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ジャズのレコードやCDは特に市場で人気が高く、もしご処分にお困りの場合はHMV record shopへ買取査定へ申込頂ければ誠心誠意査定させて頂きますので、是非ご検討下さいませ。

CD/レコードの買取は安心安全のHMVへ!