後妻業 文春文庫

黒川博行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906290
ISBN 10 : 4167906295
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
追加情報
:
496p;16

内容詳細

91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。ある日耕造が倒れ、小夜子は結婚相談所の柏木と結託して早々に耕造の預金を引き出す。さらに公正証書遺言を盾に、遺産のほぼすべてを相続すると耕造の娘たちに宣言した―。高齢の資産家男性を狙う“後妻業”を描き、世間を震撼させた超問題作。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画がヒットしたが、原作である本作品も面...

投稿日:2021/04/10 (土)

映画がヒットしたが、原作である本作品も面白い。黒川博行氏の他作品とも共通するが、登場人物のかわす会話がいきいきとして臨場感がある。また、調査、取材がしっかりしていると思われ、物語のリアリティーを味わえる。犯罪ものであるが、エンターテインメント性も意識して書かれているので読み進めやすい。 黒川作品をはじめて読むのにおすすめの一冊である。

さんたろう さん | 不明 | 不明

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酷い話に絶妙のユーモア いい作品です

投稿日:2021/03/10 (水)

酷い話に絶妙のユーモア いい作品です

リプリー さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    DVDのポスターを見て気になった。黒川博行氏の作品は『疫病神』を読んで以来の二冊目。シリーズ二作目の『国境』が上下巻で長いので、なんとなく後回しにし続けて読み進めていなかった作家さん。登場人物の活きがよく、物語全体のテンポも相乗効果でどんどん良くなる。内面は描写されないにも関わらず、悪い奴ほど人間味があって、なんか感情移入してしまう不思議な魅力を発散。探偵の手で小夜子の過去が暴かれていく過程もとても面白く描かれており、長さをまったく感じさせない良作。

  • ミカママ さん

    しょっぱなから、小夜子と柏木の会話にゲラ笑いしながら。「釣った魚にエサやったら、いつまでも死なへん」世の旦那さま方が聞いたら、腰抜かしそうな(笑)ドラマのような疾走感、大阪弁の妙味。ラストはちょっと残念だったかな〜。ちなみに我が夫は、生きてる方が資産価値が高いことが判明してますので、大切にエサをやり続けております♪♪

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    げに恐ろしきは「手練手管の欲ボケ婆あ」と恥っさらしの「色ボケ爺」ですね! 「親父頼むよ・母さん死んでもこんなことにならないでね」と祈りたくなりますね(笑) 大阪弁の掛け合いがテンポ良く、いっそ清々しいぐらいの悪党ぶりにお腹を抱えて笑いました 最後、小夜子に法の鉄槌が下らなかったのが残念ですが勉強になりました 公正証書よく憶えとかなくちゃ(笑)

  • 小梅 さん

    初読み作家さんでした。面白かった〜ギリギリ映画が間に合うので午後から観て来ます。楽しみ(≧∇≦)

  • サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥 さん

    老い先短い老人を言葉巧みに騙して結婚し、その財産を根こそぎ奪ってしまうという「後妻業」。「厄病神」シリーズ以外の黒川さんは初めてだったけど、金の亡者というか、悪どい奴を書かせたら天下一品、っていうかどうしようもない悪党しか出てこない。いつものように軽快でポンポンと進む大阪弁の会話もテンポが良いね。怖い話だよなぁと思うが、これが上梓された時に実際に似たような事件もありましたよね。事実は小説よりも奇なりと言うが怖い世の中になりました。★★★★

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人物・団体紹介

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黒川博行

1949年愛媛県今治市生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師をへて、1983年『二度のお別れ』で第1回サントリーミステリー大賞佳作を受賞。1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、1996年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編

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