日本語の秘密 講談社現代新書

川原繁人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065350553
ISBN 10 : 4065350557
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

言葉とは何か、日本語とは何か、人間にとって声とは何か。気鋭の言語学者・川原繁人が歌人・俵万智、言語学者・川添愛、声優・山寺宏一、ラッパー、Mummy-Dと語り尽くす珠玉の対談集!

【著者紹介】
川原繁人 : 1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学言語文化研究所教授。2002年、国際基督教大学卒業。2007年、マサチューセッツ大学大学院にて博士号(言語学)取得。ジョージア大学助教授、ラトガーズ大学助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ホークス さん

    2024年刊。言語学者が歌人やラッパー等4名と対談し考察する。ちょっと難しめ。以下私用メモ。@言語における音やリズムはカチッとした固体の様なものではなく、雲の様なゆらぎをもった存在である。A著者は制約を「創造の母」だと前向きに捉える。問題は、制約(知恵の蓄積)を尊ぶあまり修正・再構築を忌避する事、過去に依存してしまう事だと思う。Bラップが日本語の新しい可能性を開く。例えば2音節の「あい」を1音節(英語的ai)に圧縮する事でリズムの密度を高められる。CAIの困難は、人間の心の解明がまだまだ先である事。

  • hnzwd さん

    言語学者の川原先生が歌人、声優、ラッパー、気鋭の言語学者、という4人と行った対談集。音方面からアプローチしている先生なので、字余りだけど声に出すと字余りじゃない、とか日本語にも子音のみの発音がある、とか着眼点が楽しい。山ちゃんとの話は興味深いものながら、山ちゃんが変なだけって結論なのか。。サラッと深いって満足感高いな。

  • びっぐすとん さん

    図書館本。言語学者と言葉を操ることを職業とする人の対談。歌人、声優、ラッパー、どの職業の人も普段の仕事の中で気づくことへの洞察がなるほどと思わされた。最近話題の声優のAI化とか、AIそのものの今後の行方も気になる。日本語の性質だけでなく、言語そのものの傾向などはきっとヒトがまだたった1つの言語しか話してなかった頃からのものなのかな?とちょっと大昔にまでイメージが膨らんだ。チョムスキーの著作、読んでみたい。

  • むた さん

    言語学者の川原先生とことばの達人4人との対談集。歌人、ラッパー、声優といったいわば言葉を操るプロたちは必ずしも言語学的な理論を理解しているわけではない。にもかかわらず経験や体感から言語学者が驚くほど理にかなった言葉の使い方をしているのがすごい。高い音は体の小さな動物が出す音。だから赤ちゃんに話しかけるときに高い声になるのは、私は体が小さくあなたにとって安全ですよ、ということを伝えている、とか聞いたらほぇー!って興奮してしまうのは私です。

  • 九曜紋 さん

    歌人の俵万智、ラッパーのMummy-D、声優の山寺宏一、言語学者の川添愛各氏との対論集。いま言語学ブームだという。特に日本語に関するものが多いように思う。その理由を著者は幾つか挙げているが、人口の急激な減少と安全保障環境の悪化を受けて、日本という国は存続できるのか、日本語はこの先も存在し続けるのかという危機感が裏にあるのでは?と考えるのは穿ち過ぎか。内容は音韻学が主となっており、やや専門的。著者は方言の大切さを強調する。確かに啄木が詠んだように「故郷の訛り懐かし」という感性は大事にすべきものだとは思う。

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